購買意欲掻き立てマシン

早いもので殿下もとうとう中学生になってしまいます。
まだ幼さを残す殿下ですが、やがて色んな関節の骨がゴツゴツしてきてくさいむさい漢になってしまうのかと思うと母はやや悲しい。しかし、幼さを残したままクサくてむさいのは余計気持ち悪いので早くゴツゴツしてこいよとも思う複雑なお年頃です。
数年前まではアクティブで外向きに育っていた殿下ですが、ここ1〜2年で急激にインドア派になりつつあります。おでの影響かとも思いましたが、なんか最近は友達の種族まで変わってて、こないだなんか玄関のドアが激しくノックされるので出てみたらデイパック+ウェストポーチに釣り人みたいなベストを装備したやや小太りの小さなオッサンみたいなのが「あっ、あっ、あれ?違いましたか?あれ?あっ、スミマセン、あれ?あっ、○○くんいますか?」って秋葉原とかにいる人の縮小版かと思いました。
さすがにおでの友達にもここまでのはいませんよ。なんか、色んな意味で息子がどんどん遠くへ行ってしまっているんじゃないかと不安になります。

不安とか言ってる割には結局一緒に模型屋へ行ったりして、息子そっちのけで自分が興奮したりしてるので、やっぱり原因はおでかもしれませんが。
そんな殿下と行った模型屋で、CDで言うところのジャケ買いしてしまったものが今日のメインです。

なんかもう店の外でワゴン以下状態で投げ売りされてたので、決して大したものではないと思うのですが、箱に書かれているフレーズの一つ一つが、おでをもうこれは買わずにはいられないよね、という気持ちにさせるのです。

なんか、元は5500円らしいんですけどね。見たカンジ普通に骨董品です。
クソ虫って、どんな虫がついてるんだろう。と目が輝きます。

クソ虫からのムーン、ムーン
絶妙な微妙とはこのことだな、と思いました。

で、この箱に貼ってある白いシールには秋山って印鑑が押してあるんですが、フツー売り物にハンコとか押すか?って店の人が押したのかと思ってました。後で調べてみたらザ・ムーンはジョージ秋山の作品だってことがわかって。なんだジョージかよ、ジョージが押したのかよ、と納得です。って別にジョージ本人が押したワケじゃないでしょうけれども、何故ハンコなのか、何故パッケージに刷り込まないのか、と。
ザ・ムーン自体おでが生まれる前の作品なんで、これが作られた当時はそれが一般的だったのかもしれません。

そして、ムーン、ムーンからの般若心経w
これには我が目を疑いました。ロボ的なものと般若心経のコラボレーション、というかもう子供向けのコンテンツではないよね。
はい、この時点でもう買いです。


このように、ムーンにはいくつかの亜種があるようです。この箱は黒龍号と書いてあったのできっと真ん中のが入っているんでしょうね。
それにしても、どうしてザ・ムーンは号泣しているのでしょうか。

さあ、いよいよ開封してみたいと思います。黒龍号とクソ虫(主にクソ虫)に思いを馳せつつ紐解きます。

ジャーン!!
てコレ、中身違うよね、コレ黒龍号じゃないよね絶対?
それどころか、箱に載ってたシリーズのどれとも合致してないよ!
そしてクソ虫らしきものも見当たりません。上の黒いのは台座的なものです。
あと完全塗装って、普通に一色ですやん。

結局何だったのかよくわかりませんし、

この商品のどこらへんがR-18指定なのかもよくわかりません。般若心経のあたりでしょうか。
ちなみに、リサーチによるとこの写真の右端がクソ虫らしいです。

そんなシュールなザ・ムーンはこんな漫画のようです。

般若心経唱えてるのはムーンじゃなくて子ども達だったんですね。それにしてもなんかおぞましいワンシーンです。ムーンムーンがジワジワきます。

結局、最後までジワジワきながら消化不良な感じでしたが、気に入りましたムーン