かじりまくるハム

今日はハム田が家に帰るとポストに不在配達票が二つ入っておりました。ザイさんからの誕プレか?4mのステンレス製物干し竿*1か?と一瞬期待しましたが、これはおそらくネットで注文しておいたハム用品です。
一つはハム達の新しいケージ、もう一つはそのケージと今のケージを接続するためのパイプやらお遊び用のグッズやら砂風呂セットやら、そんなカンジのモノです。
別々の日に注文したのに、うまい具合に一緒に届いたモンだな、と思いましたがこの日は帰りが遅かったため配達は明日になるそうです。

たけしは相変わらずほとんど巣箱から出てこない。対するあさこは、ケージの外へ出たがり過ぎだ。
ハム田の姿を見つけるとケージの入り口(金網)をガリガリガリガリ必死でかじっている。すごい形相で鬼のようにかじっている。


ケージの裏側も金網になっているがそっちの方は全くかじらない。そこは開かないという事を知っているのだ。逆に一度開く場所やそこから外に出れる事がわかると何とか開けようと必死でもがく。開くとわかっている場所が開かないとそれがまたストレスになるらしい。まあね、そのくらいのストレスは譲歩してもらわないと、腫れ物でも扱うみたいにいちいちイチからヒャクまで貴様らの気の済むようにはお膳立てできませんー、って話ですよ。こんな事書いてるとハムエッグの管理人とかにボロカスに言われそうですがね、そんな人がこんなトコロを見てるワケがありません。

とにかく、あさこはハム田が見えている間中ずっと金網をカジり続けます。

あさこ『あたいらシャバじゃ10ヘーベーのテリトリーをシキってたんだよ、それがどうよ?こんな0.5?もない貧民窟のあばらやみたいなプレハブに閉じ込めやがって、早くここから出しやがれコノヤロウ。』

いやいや、違うな。

ハム田の中のハムスターはこんなカンジの生き物じゃなかったハズだ。

あさこ『ここから出すハム〜』

いやいやいやいや、これじゃまるでハム太郎だ。どうもハム田家の家風に合わないな、やっぱはじめのヤツでいいや

あさちゃん、無理に外に出たって何にもいい事なんかないのだよ、むしろケージの外には危険(殿下)がイッパイなのだ。とか言ってみてもわかるハズがない。いくら賢いとは言え所詮はハムスターなのだ、彼ら。

あさこにはどうやらこのケージは狭すぎるようだ。広い場所で遊ばせてやりたいのはヤマヤマだが、コイツらが本気で逃げ出したら捕らえるのは困難だ。家の中で野生化されてはたまらない。家の中で野生化、といえばどうしても初めて飼ったインコの事を思い出してしまう。
ハム田が4〜5歳の時にドブに落ちて死にそうになってるのを拾って飼い始めたコで、元々ドコかで飼われていたであろう事もありすぐにハム田家の人々になついて、それもかなりよくなついていたのでほとんど部屋の中で放し飼い状態にしていたのだが、ある日、ハム田家の人々が銭湯から帰ってきたら忽然と姿を消していたのである。逃げちゃったのかな、などと悠長なハム田家の人々はピッピちゃんに起こった悲劇にまったく気付いておりませんでした。それからほどなくして、ハム田家の人々は引っ越す事になりまして、その時ですよ、家から運び出そうと動かした大きなタンスの後ろから変わり果てた姿のピッピちゃんがコロリンと転がり出てきたのは。元々タンスの後ろにはわずかな隙間があったのですが、何かの拍子にそこに挟まって出られなくなってしまったんでしょうね。むごい事です。幼心に、ちょっとしたトラウマになりました。

とにかく、どうやらハムスター用のサークルが必要と思われる。ケージと一緒に買っておけばよかったのに、また余分に送料と代引き手数料がいるじゃないか、ハム田のバカ、この浪費バカ。
とりあえず、些少ではありますが、当面はケージを置いている机の上で遊ばせます。しかし、これは転落事故の危険と隣り合わせなのでハム田全く目が離せません。どっちにしても、狭いし。

それに引き換えたけしは巣箱さえあれば何の悩みもなさそうです。

たぶん、またひっくり返って寝てるんですが、入り口のネズミ型の穴に妙にハマって、コラージュみたいになってます。案外お茶目だな、たけちゃん。

*1:ハム田が今一番ほしがっているもの