聖地巡礼(3)

前回までのあらすじ:前回と前々回を読め! です。


やがて、五反田くんがぎんだいちさんを迎えに駅の外へ向かいます。

この間、何を話したのか、正直全然覚えてません。笑

ネックレスです、に対してあの受け答えはやっぱりマズかったよな。いや、それを言うならまず「何ですか、それ?」っていうツッコミからしてダメじゃん。この場合はやはりまずこちらから「イカしたネックレスですね」とか言うべきだったんだよ嗚呼失敗したー

みたいな事を考えていたのはよく覚えてます。早い話が頭がそっちへ行っちゃってて上の空だったんでしょうね、たぶん。


しかし、何と言うか、今までおでは顔出しナシでやってきてて公の場に姿を現すのは事実上始めてなワケです。『お笑いサイト初のマーダー』とか『お笑いサイト2大恐怖』とか『お笑いサイト一の才女』などとネット上で囁かれてきたモノの実物をここで初めて目にしたワケですよ、みなさん。
自分で才女とか言っちゃってアホじゃねぇのかってカンジですが別に自分から言い始めたワケじゃないのでヨシとします。とにかくこういう状況で初めて会ったらまずアレじゃないですか。アレ。おでが五反田くんを見て感じたような違和感を逆にみんなは抱いていないのか、「才女の割りにはチビでごわす」とか「マーダーにしては隙だらけでござる」とか、そういうアレは来ないのか?来ないのか?



来ないです 笑




敢えて何も言えないほどアレなのか、おでは 笑


ってアレばっかりだなオイ 笑

と思いたくなるような微妙な間が流れ、無情にも時は流れ、ランドマークタワー方面から五反田くんが戻ってまいりました。一緒に現れたのがどうやらぎんだいちさんのようです。おでも!おでもそっちから来たんですよ!いや、そんな事はどうでもいい。お初にお目にかかります。

ぎんだいち(not少年)さんと言えば、お笑いサイトにおけるいい人の代表格、お笑いサイトの良心、名幹事にして守銭奴キャラ。

ぎんだいちさんもネットで画像を見た事があるハズです。しかし、たぶん画像を見ていなくても、『これぞまさしくぎんだいち』というカンジです。


おおっ!これぞまさしくぎんだいちさんだよ!


いい人だ!いい人が来た!


そんなカンジです。笑
本当にいい人かどうかはともかくとしても、決して悪い人には見えません。まずは「あ、ドウモ」とか言いつつペコリ。何というか、大変丁寧なカンジの方です。丁寧というか、仕草がちょっとオネエっぽいような気もしないでもないです。単に丁寧なのか、それともオネエなのか、この先のぎんだいちさんの動向には要注目したいトコロです。


おでeyeで見たぎんだいち

すいません、何だか天童よしみみたいになっちゃってスイマセン 笑


さあ、ともかくこれで全員集合しました。
ここで船橋先生がパワー師匠に向かって何やら合図を、まるで30年くらい連れ添ったおしどり夫婦の夫(亭主関白)が「んっ(おい母さん、灰皿)」とでも言うかのような合図を送ります。出発を促しているのかと思いましたがしかし、パワー師匠は「あ、はいっ」という返事と同時にいそいそと首からブラ下げていたネックレス(手提げカバン)を外し船橋先生に差し出します。少し姿勢を低くして、両手で、恭しく。

船橋バックだったのかよ!笑

ここはたぶん、お笑い的には『ズコー』ってなるトコロなんだと思いますが、


わー信長と秀吉(藤吉郎)だ!殿と履物係だー!

二人がそんな風に見えてしまって、物珍しさでイッパイイッパイです。なるほど、こりゃまさに『帝王』だな、と。笑


さて、いよいよこの異様なようで実は普通だけどやっぱりどこか異様な集団が目的地へ向かって出発いたします。ドコに行くのか、全然知りませんけれども 笑

パワー師匠を先頭にランドマークタワーとは違う方向に向かって進み始めます。今のところ、おではランドマークタワーの方とそうじゃない方というカタチでしか方角を認識できません。

地下道への階段を下りながら船橋先生がおでに向かって一言。

船「穏やかそうですね」

これはアレじゃないか、さっきチラッと書いたアレだよ!アレが来た!ってアレアレうるさい 笑

そう、これはおでを見た感想だ。船橋先生の感想なのだ。

しかし、随分言葉を選んでいないか?笑

いや、いいです。実際それはよく言われるんですよ。全然エロくなさそうですね、とか。全然怖くなさそうですね、とか。

怖くないよ!臭くないよ!ええ本当に 笑


少し歩いたトコロで、たぶん船橋先生だったと思いますが、パワー師匠に「場所わかってるの?」みたいな事を訊ねます。

銀座「いや、たぶんコッチだと思うんですけど、住所見て来ただけなんで…」

どうやら横浜にはあまり詳しくない船橋先生はパワー師匠に店の選定を一任していたのだと思われます。しかしパワー師匠って、埼玉の人じゃなかったっけ?笑

・・・・・・・。

いきなり迷走しそうな雰囲気です。まあ、ネタ的にはそれもおもしろいかもしれませんが、しかし我々には強い味方がいるのですよ。

ぎん「え?ドコに行くんですか?」

銀座「魚民です」

ぎん「あ、じゃあ、コッチですね」

そう言って逆の方向を指し示すぎんだいちさん。まるでツアコンの人みたいです。おで的ちっちゃい三角の旗とか持ってほしい人3週連続1位です。

そう、横浜と言えばぎんだいち、ぎんだいちと言えば横浜。地元なのですよ(たしか 笑)
じゃあ何故初めからぎんだいちさんに一任しないのかって思うトコロですが、当初ぎんだいちさんは来られるかどうかわからないというお話だったので仕方なかったのですよ。嗚呼、ぎんだいちさんが来てくれててヨカッタ。

それにしてもほんとに魚民好きだな、お笑いサイトの人。笑


こうして、今度はぎんだいちさんを先頭にゾロゾロと歩き始めます。

どのくらい歩いたのかよく覚えてませんが、途中五反田くんが会話を振ってきます。


ゴタ「遠いですよね、高知」

おで「うん。遠いね」


完全な世間話です。いいお天気ですね、の次くらいに世間話です。笑

ゴタ「どのくらい掛りました?」

おで「えー、1時間くらい」

ゴタ「え?あ・・・・ハハハ」←恐らく想定の範囲ゲイの回答に世間話マニュアルが飛んだと思われる反応


まあ、飛行機だからね。陸路だと6〜7時間は掛かると思うけど。とか言った後に「五反田くんってアレだよね、」みたいなカンジで何か言ったような気がしますが何も思い出せません 笑
この時気付いたのですが、五反田くん、ちょっと腕が長いです。このリーチと猫背を巧みに利用されると、懐に入り込むのがちょっと難しいですね。五反田くんに対しては間合いを詰めず攻撃に転じた勢いを利用し背後に回りこんで鋭い突きを入れる戦法が有効かと思われます。突きでなくカンチョーでも充分に倒せると思います。

いや、別に倒そうとは思ってないけど 笑

そんなどうでもいい事を考えているうちにどうやら魚民に到着したようです。

ぎんだいちさんが「ささ、コチラです。」みたいなカンジで手を挙げます。「右手に見えますのが、魚民。魚民でございます。」って言ってる時のバスガイドさんの手と同じ手です。

丁寧なのか、オネエなのか、これはちょっと見逃せない展開になってきた。

なってきたのか?笑



段々調子が上がってきたトコロですが、パトラッシュ、ホントはとっても眠いんだ、ボク。