不味いリンゴのジャム

先週の土曜に殿下がりんご狩りに行ってきました。

ばあさんと殿下合わせてりんご10個の収穫を持ち帰ってきたのですが、そのりんごが固いの何のって。しかも、切ってみてもりんごの香りが全くしないし、包丁をå…\れても果汁も染み出てきやしないという按配です。ためしに一口カジってみましたが、ただただ酸っぱい味しかしません。とてもじゃないけど、食えたモンじゃありません。


まあ、ミカンなんかもそうですが、こういう○○狩り農園みたいなトコの果物って大体そんなカンジですね。普通にスーパーで買った方が断然安いし美味いんですよね。飽くまで自分で獲った果物を自然の中で食べる事をæ\½ã—むのが目的であって、幻の果物を求めてどっちの料理ショーとかに出てくるようなこだわり農園に行くのとは全然違うんですよ。


 

果物å\½ãã®æ®¿ä¸‹ãŒï¼“つくらいはやっつけましたが、それでもまだ6つもこの固くて不味いリンゴが台所でゴロゴロしておるのです。

もうこれはジャムにするしか、このリンゴを救ってやる方法はない。と、そんなふうに思いました。

そこで、夕食後にジャム作りに勤しみます。正直言って、ジャムとか1回も作った事ないんですけどね。親がジャムを作ってるトコロは見た事があるんで何とかなるでしょう。笑

綿密なデータベースを作ったりするのが趣味のクセに、こと料理に関しては全てが大雑把でいい加減であります。


まずは、リンゴを食べる時と同じようにリンゴを切って皮をå‰\きます。いくら作った事がなくてもそのくらいは考えればわかります。しかしこのリンゴ、実はやたら固いのに皮は妙に薄いんで、å‰\いてる途中で皮がブチブチ切れて異様に時間が掛かります。なんてクソなリンゴなんだ!あのザクッって刺してクルクルクル~ってレバーを回したらピロピロピロ~ってリンゴの皮がå‰\けるヤツが欲しい今欲しい!ってムカムカしながらもどうにか全部å‰\き終わり更にそれを煮えやすいように細かく刻みます。刻んだソバから殿下の盗み食いが止まりません。こんな不味いリンゴをどうしてそんなに食べたいのか。美味いか不味いかなど殿下にとってはそれほど問題ではない、殿下はとてつもなく食い意地が張っているのだ。

刻んだリンゴを鍋にå…\れて取り敢えず砂糖をゴバッとå…\れます。大学イモを作る時よりも沢山å…\れたと思います。それからレモンの絞り汁をたぶん大匙5杯分くらいå…\れたかな?ジャムなんて、間違った調味料でもå…\れない限りは食えないほど不味くなったりはしないんだから分量なんてテキトーでいいんだよw(もちろん勝手な持論)
鍋の中でそれらをザッと絡めて放置しておきます。放置して風呂にå…\ります。たしか、こうして砂糖をまぶして放置しとくとリンゴから水分が出てくるんですよね。キãƒ\ウリを塩で揉むのとかナメクジに塩かけるのと同じアレですかね。çŸ\りませんけどw

小一時間ほど放置して、そろそろ水分がたっぷり出た頃だろうと思って鍋を覗き込んでみましたが、思ったほど水分が出てません。これは、時間が短かったワケではなくて、先にも述べたように元々含んでる果汁の量が少ないからだと思います。如何に不味いりんごかおわかりいただけるかと思います。もういい、取り敢えずこれで煮てみよう。

ここで、再度砂糖を加えるつもりでしたが、どうも水分が少ないような気がするので液状の甘味料を加える事にしました。あとはもうリンゴがどるどるになるまで煮るだけです。
切ってる時は「どうよこれ?」ってくらいリンゴの匂いがしませんでしたが、煮詰まってくるにつれそれなりにリンゴっぽいにほひが漂ってくるから不思議ですね。

しかしアレですね。å·\程の3分の2が『放置』だなんて、いやぁ、ジャム最高!笑


して、コチラが完成品です。

味の方はと申しますと、割とイケてると思います。毎度分量が全てテキトーの割にはいい仕事してると思います。笑

結構お砂糖å…\れたんですけどね、全然甘くなくてサッパリしてて、普通に『リンゴの味がするジャム』に仕上がってます。

ほんと、あれだけ砂糖å…\れてこの味なら、市販のジャムとか一体どんだけ砂糖å…\ってんだ、と。

まあ、大抵の市販のジャムは原材料の一番最初に『砂糖』とか『甘味料』と書かれてますので、ジャムのメインである果物よりも砂糖の分量が多い事は明白ですけれども。イチゴジャムって言うより砂糖ジャムなんですけれども。

おでのçŸ\る限り、アヲハタのジャムは果物が最初に書かれてるんですけどね、やっぱ他の砂糖ジャムとは値段が違いますね。笑

ジャム買うときは砂糖ジャムを買わないように気をつけたいですね、って言うかこんなに簡単にできるんならこれからはジャムは全部自家製にしよう。と、そう思いました。
ただ、あんまりæ—\持ちしなさそう、という事だけが気懸かりですが。