母の教え

sisbla2006-05-24


去年、殿下のためにこの母が直々に作成した『あいうえおカード』です。

普通の単語カードにイラストなどを描いて、わかりやすくあいうえおを学んでもらおうと、そういうコンセプトで作成しましたが、如何せん、お母さんのイラストはお子様には少々ハードルが高過ぎたようです。笑


何て言うか、はじめからお子様向けに作ろうとか微塵も思ってないダロおまい、という気もしないでもないですが、これでも殿下のためを思って一生懸命作ったんですがね。

んご』とか『がぐつ』とか、そんな誰でも書けるような単語帳なら本屋で買った方がマシです。

どうせ作るなら、この世にひとつしかない愛の単語帳を作るのだ。そうだオンリーワンだよ。


と、そんな熱い思いをたぎらせ過ぎて小林旭まで登場させてしまいました。お母さんもちょっと飛ばし過ぎた感が否めませんが、もちろん殿下には全く理解されませんでした。はい。
この辺りから、1枚書き上げるごとに趣旨が間違った方向にズレていってるのは自分でも何となく感じてましたとも、ええ。


しかし、いざ作り始めてみると使う単語をチョイスするのもそれに合わせたイラストを描くのも、46枚ともなるとなかなか大変なモノですね。
半分ぐらい書き上げた辺りから何だか段々精神が崩壊してきちゃって、



流血



うんこ



ゲロ



刃傷沙汰



ちんこ

といった具合に、文部省から推薦どころか有害図書と判断され兼ねないカードへと変貌を遂げてしまいました。まあ、崩壊しても充分に自主規制かけてますけれども、小学生くらいの男の子はゲロとかうんことかちんことか大好きなのでね、それはそれでいいんじゃないかな、とも思います。

しかしながら、チョイスしてる単語が『つうこんのいちげき』とか『ききかんりのうりょく』とか『ふらんすいぬ』とか、子供には理解し難い単語ばかりなのがネックと言えばネックです。

言わずもがな、何の役にも立ちませんでした。「なにこれ?」ってパラパラ〜ってめくって終わりです。


まあ、最終的にあいうえおは保育園でコンプリートしてきましたし、描いた本人は本人で何か妙な満足感を得る事ができたのでヨシ。よくわかんねーけど、ヨシ。って事で無造作にしまってあったモノを掃除しててみつけたような次第です。



その半年後くらいに、「カタカナを教えて」って殿下にせがまれた時もこのカードの事がチラリと脳裏をカスめましたが、アートにしろネタにしろ何でもそうだけど同じ事を2回以上やると価値が半減するんです、自分の中で。要するに、2回目以降はメンドクサイ、って事ですね 笑

しかし、真面目に作った正統派のカタカナ練習帳も全く功を奏してなかったので、もう殿下に何かを教えるのはすっかり諦めていたんですがね。先日、おでがパソコンでこんな記事を読んでいると殿下がやってきて画面を覗き込み


「ゴ、マ、キ。おかあさん、ゴマキってなに?」と。


なんと、殿下がカタカナを読みました。嗚呼
思わず記事を読むのをやめて殿下を抱きしめます。なんて親バカ 笑


「そうやね、ゴマキやね。ゴマキってこの人の事よ」

「この女がゴマキ?」

「この女とか言うのやめようね。後藤真希。だからゴ・マキ。」

「ごとうまき?」

「そう。どう?カワイイ?」

「全然」

たしかに、この写真はちょっと写り悪いですけどね、あまり全国のゴマキファンを敵に回さないでいただきたいものです。

それはそうと、この調子で殿下が順調に成長すると、もう迂闊に色んなページを開きっぱなしにはしておけないですね。今ですら「おっぱいや!今のもっかい見せて!」とかってウルサイですし。


というワケで、今日ご紹介いたしましたこの『もういらないまるで役に立たないあいうえおカード』を抽選で5名の皆様にプレゼントいたします。もちろんウソです。
ほしいという方がいらっしゃれば差し上げますが 笑