シスブラぶらり一人旅(2)

さて、ヒルダにその勇気と実力を認められた3人(?)は白魔術師ミンウと共に最強の鉱石『ミスリル』を入手する役目を一任されます。ここで満を持してミンウを仲間に加えます。

それにしても、いくら王女の命令とは言えよくこんな異様な雰囲気のパーティに加わろうなどという気になれたモノだな。と、ミンウの寛容さに感心します。
白魔術師は『精神』のパラメーターが高いだけに「まあ大体の事は平気ですよ。全く気になりません、ええ。え?この靴下?今日で3日目ですが、何か?」みたいな図太いカンジの人達なのかもしれません。

シスブラのステータス(ミンウ加入時)

HP:46 MP:10 剣の熟練度:4 盾の熟練度:4
命中率:4-66% 回避率:1-34% 魔防:1-21%
力:6 体力:7 精神:10 速さ:15 知性:15 魔力:5

通常の3人パーティでここまで資金稼ぎとかパーティアタックとかせずに急ピッチで進めてきた場合、ここでのミンウの加入は大いに喜ぶべき出来事であります。
白魔術師というだけあってさすがにこの習得魔法の数々に豊富なMP、しかも魔法系キャラのくせにそこそこHPや力も高い(序盤のプレイヤーから見れば)のでしばらくの間ミンウを盾に突き進めそうな予感がしたりするんですがね。

しかしシスブラの目にはもはや彼の持っている『カヌー』しか見えていません。
まあ、どんなに便利な魔法を沢山覚えていようが頼もしい存在だろうがどうせすぐに死んでもらうんだから意味ないです。それよりも物理的に残る思い出をどうもありがとう、というカンジです。もらってもいないうちからどうもありがとうという気持ちでした。

というか、今のシスブラにとってはミンウの高いHPはむしろ有り難迷惑以外のなにものでもありません。

シスブラの日記 12月某日

フィンに潜入してきた事でなんとか王女達に自分の力を思い知らせることができた。できたがそれが何だって言うんだろう。

元々、反乱軍に入りたいとか言い出したのはフリオニールだし。そのフリオニールは今やアレな状態だし。
もうこの後は戦いとか忘れてラヴとかロマンスに生きるのもいいかもなんて、あの白魔術師なにげにイケメンじゃない?なんて思ったりもした。

取り敢えず、例のジジイに武勇伝を聞かせて吠え面を拝んでやろうと思ってたら「(サラマンドは)おまえさんらのようなひよっこが歩いて行けるような場所ではない」とかって思いっきり上から目線で先制攻撃しかけられた。自分はヨボヨボのクセに。こんなムカつく年寄り、見た事がない。

とにかく、こんなジジイを許す事はできない。見逃すワケにはいかない。必ずギャフンと言わさねばならない。

もう、前に進むしかない。

段々目的を見失いつつありますが、取り敢えずミスリルを入手するために次なる目的地を目指します。まず手始めにミンウの装備を剥ぎ取ります。それから、この先攻撃魔法も必要になってくるので魔法屋でファイアとブリザドを購入してシスブラに覚えさせておきます。

悔しいですがジジイの言ったとおり今の段階で歩いて次の目的地に向かうのは困難ですので、定期船を利用するためパルムの町を目指します。
途中、1回目の戦闘でパーティアタックをかけてこれまた予定通りミンウに死んでもらいます。高いHPが問題視されていたミンウですが幸か不幸か『チェンジ3』(敵のHPと自分のHPを入れ替える魔法)を習得していたのですぐに倒せました。

フリオニールとガイに加えミンウと、3人もの大人の男の屍を引きずりつつパルムの町に到着します。それだけで力が上がりそうな気がしないでもないです。
パルムの町で海の男風なヤツからお茶に誘われましたが屍骸を3つも引きずっている女をお茶に誘うなんて海の男は本当に命知らずなんだな、と思いました。
海の男は適当にあしらってここでブロンズの盾を購入します。防御はともかく回避率が命運を分ける旅なので盾だけは常に最先端を追い求めておきたいトコロです。
あとは32ギル払って定期船に乗る以外、この町に用はありません。早々におさらばしてポフトに向かいます。


ポフトにも別段コレと言った用はないです。後でヒルダから覚える事もできますがついでなのでパブにいるシドから『飛空挺』を覚えておきます。覚えたら早々にポフトの町に別れを告げて、ダンジョン攻略の下準備(ショピング)に向かいます。まずはサラマンドの町です。シドの飛空挺に乗せてもらう事もできますがお金がもったいないので乗りません。徒歩でサラマンドに向かいます。

ここに来るまでに敵の通常攻撃はクリティカル以外はほとんどヒットしなくなっていたのでHPが伸び悩んでいましたが、新たな敵ゴブリンガードとソルジャーが使ってくる『ゆみ1』のおかげでグングンHPが上がります。通常攻撃はほとんど食らいませんが特殊攻撃と魔法は回避率の影響を受けないので使ってくる敵が出たらここぞとばかりに食らっておきたいトコロです。サラマンドに到着するまでにHPがいい塩梅にUPしたのでついにシスブラも着ていた皮の鎧を脱ぎ捨てました。

あんまりセクシーじゃないのは、何故でしょう 笑


サラマンドでまずロングソードを購入します。一応、購入しましたが、まだ装備はしません。強い武器を装備すればするほど行動回数が減る事になるので攻撃力が高けりゃ高いほどいいってモンでもないのです。得物の性能に慢心して己の修練を怠っていては強くはなれないのだ。何だか奥が深いぞ。と言うか、今のところブロードソードで全く問題ナスです。力は大した事無いけど熟練度が上がり過ぎなのだ、たぶん。
あと、ダンジョンでヤバくなった時のためにここでテレポの魔法も買っておきたかったのですがお金が足りませんでした。今までみんなから剥ぎ取った装備品を売れば買えるかもしれませんがシスブラはコレクション好きなので売る気はナッシングです。どうせ回復アイテムを買い込む金も必要なので資金稼ぎもかねて今度はバフスクの町に向かいます。

バフスクでは銀の胸あてを購入。でも、今は装備しません。重い防具は回避率に影響するので今は時々アイテム袋から取り出して眺めるだけにしておきます。
ここまでMPは初期の10のままで全くUPしていませんが次のボス戦は魔法のみで戦う事になるのでこのままではちょっと厳しいかと思われます。バフスクからサラマンドまで徒歩で戻る道すがらの戦闘でケアルを使えるだけ使ってMPの増加に励みます。サラマンドに着く頃にはなんとかMPが20まで上昇したので、まあこれならなんとかなるかな、と。
丁度お金も貯まっていたのでテレポとポーションを購入します。ポーションは20個くらい持ってればいいだろうと思って15個しか買いませんでしたがケチらずに有り金全部ポーションに替えときゃヨカッタな、と後でほんのり後悔しますた。ザコ戦でも魔法が必要になる場合があるのでエーテルも欲しいトコロですが、たかだか20程度のMPを1000ギルもするエーテルで癒すなんて、犬に松坂牛を食わすのと同じくらい勿体無い気がします。セレブか貴様は、と思います。

さあ、これで準備は整ったのでいよいよ最初のダンジョン、セミテの滝にレッツゴーです。

というトコロでプレイ時間45分弱で本日のプレイを終了します。