シスブラぶらり一人旅(5)

大戦艦が飛び立った後、しばらくバフスクの町でボーッと突っ立っていたシスブラくんでしたがフと我に返り再びアルテアに向けて歩き出します。
世界がいよいよ危機的局面を迎えようとしているというのに、慌てている様子は全くありません。

途中、大戦艦の攻撃でズタボロにされたポフトでパブに立ち寄りシドから『太陽の炎』を覚えておきます。

パルムの町もズタボロにされてますがこの町には用はないので素通りです。だいいち、ズタボロなのは外側だけで店や建物は何故か無傷なのでまるで支障はねえのです。攻撃としては全く意味を成していません。大戦艦の砲撃手は相当ヘボだったと思われます。

同じく空爆されて(外観だけ)見るも無残な姿と化したアルテアに到着し、ヒルダに謁見するとまたイベントです。
ここで白魔導師として王や町の人々の治療に専念したいと言い出したミンウの屍骸を王女にお返し申し上げます。ミンウが息をしてない事に王女が気付いたかどうか定かではありませんが早いトコ生き返らせてもらえるといいですね。
一方、ミンウと別れたシスブラくん達は引き続き大戦艦を破壊する任務を続行する事になります。今度は何となく具体策が見えているので安心です。

シスブラの日記 12月某日

バフスクから戻ってきたらアルテアがメチャクチャにヤラれてた。あのジジイと目が合った。普通にイヤな予感がした。

「ほれ見たことか、おまえ達には荷が重すぎたんじゃ!」と、まるで鬼の首でも獲ったかのようだった。
この老いぼれ、段々敵意を剥き出してきてやがる。一体おでがおまえに何をしたって言うんだ、ええコラ?

成り行きで世界を救ったとしても、このジジイだけは救いたくない。

ジジイがおでの足元に這いつくばって命乞いする姿を見るためにおでは努力を惜しまない。まずは大戦艦の粉砕だ。
今頃になって大戦艦を破壊する方法がみえてきたらしいが、じゃあ、我々は何のためにバフスクまで行かされたんだろう、下水をドブらされたんだろう、ジジイに悪態づかれたのだろう、と。

それにしても、なんか突然死体袋が軽くなった気がする。


反乱軍のアジトでフィン王から『女神のベルを』覚えたら、早速次の目的地に向かいます。ところが、ここでトンデモナイ奇跡が起きました。いや、起きてました。
死んだ(殺した)ハズの、しかもほんのり腐りかけていたハズのフリオニールとガイが勝手に生き返っているじゃないですか!ビックリしました。たぶん、シスブラくん(殺した張本人)はもっとビックリしたと思います。
一体どのタイミングで生き返ったのか全く気付きませんでしたが、余程この世に思い残した事でもあったのでしょう。そりゃもう大アリだったのでしょう。こころなしか、怒っているように見えなくもないです。

というワケで、しぶとく蘇ったフリオニールとガイには最初の戦闘でまた死んでもらいます。HP1なので放っておいても死にますが生きていられるとパラメーターアップの妨げになるので生かしてはおけません。

怖いです。どっちも怖いです。

さすがに、何度も仲間を殺すのは寝覚めが悪いです。どうか安らかに眠っててほしいです。


気を取り直して二人の屍骸を担ぎ、向かう先はサラマンドです。サラマンドでヨーゼフ(not犬)に話しかけて『女神のベル』をたずねます。やっぱりヨーゼフとはこれが初対面なのですが「ミスリルを手に入れる時は力になれなくてすまなかった」と勝手に申し訳なく思っていたヨーゼフがここで仲間に加わります。一人分の空きがある死体袋を見てヨーゼフがどう思ったかはわかりませんが、この時既に何かを決意していたのかもしれません。

お金もかなり貯まっているのでここでまたアイテムを補充します。余裕があるので魔法屋でデジョンも購入しました。当分用事はないとは思いますがダンジョン攻略には欠かせない魔法です。
そして、オッサンの裸なんか別に見たくもないですがヨーゼフの装備を剥ぎ取ります。これで準備は完了です。

まずは、ヨーゼフの雪上船を入手(略取)するためにセミテの滝の隠し部屋に立ち寄ります。途中、最初の戦闘でこれまたヨーゼフに死んでもらいます。ヨーゼフのHPもそこそこ高いですがシスブラの剣技の前には最早紙きれ同然です。セミテの滝でヨーゼフの屍を操って隠し部屋に入り雪上船を頂いた後、雪原に向かいます。

雪原に入ったらミスリルソードを装備します。防御力の高いアイシクルもミスリルソードを装備したシスブラにとっては敵ではありません。一気に雪原の洞窟に攻め込みます。

シスブラのステータス(雪原の洞窟突入前)

HP:298 MP:34 剣の熟練度:8 盾の熟練度:8
命中率:8-64% 回避率:6-85% 魔防:3-27%
力:14 体力:17 精神:11 速さ:22 知性:18 魔力:8

ここは特殊攻撃や魔法を使う敵がほとんど出ないのでかなり楽勝です。唯一グレネードの『自爆3』だけがシスブラにダメージを与えられますが普通にミスリルソード装備で行けばグレネードに2ターン目はないのでヘタすると最深部までノーダメージで行けるかもしれません。でも、それだとHPが伸び悩んで次が厳しくなるのでロングソードに持ち替えてグレネードの『自爆3』を何回か食らって適当にHPを上げておきます。

地下5階で『古代の剣』をゲットしたら、もうシスブラに怖いものはありません。ボス@アダマンタイマン(おそろしく堅い亀。でも冷気に弱い)に挑みます。
古代の剣には呪いの追加効果があります。呪い状態になると全てのステータスが半減するのでガッチガチのアダマンタイマンも通常攻撃で倒す事ができます。時間は掛かりますが、倒せます。ただ、古代の剣は命中率が低いので途中でミスリルソードに持ち替えました。こうなると相手は最早ただの亀です。楽勝でした。

女神のベルを入手し洞窟を出ようとするとイベントが発生しミニボス@ボーゲンと戦闘になります。
が、今更こんなヤツ敵じゃありません。『回復3』を使う間もなく死に至らしめました。古代の剣で呪いをくれてやるまでもなかったかもしれません。
と、早くも己の強さに慢心し始めております。こういう心のスキが全滅を招いたりするので危険です。

ボーゲンをさっさと倒して立ち去ろうとすると、哀しいイベントが起こります。
ボーゲン(死に損ない)の仕掛けていたトラップがシスブラご一行様に襲い掛かります。デッカイ丸い岩がゴロゴロ転がってくるという、トラップと言うにはあまりにもオーソドックスな仕掛けですが、あのデッカイ岩を一人で運んだり埋め込んだりしたとするとボーゲンの根性を見直さざるを得ません。

インディージョーンズのワンシーンの如くダッシュするシスブラ(と死体達)
だが、気をつけよう 転がりだした 岩とデブ。と申しますように重力と引力を味方につけた重い物体に非力な乙女が抗えるワケがありません。(なにしろ死体が重いし)岩に追いつかれるのは時間の問題だ。

とその時、ヨーゼフ(死体)が一人踵を返し(たぶん手が滑って落とした)己の体で岩を支えたのだ。

ヨーゼフ「いまのうちに、早く逃げろ!」
ガイ「おまえ、おいていけない。」

などという涙を誘うワンシーン(死体劇)を繰り広げている間にもヨーゼフ(死体)の耐久度はみるみる限界に近づいている。ヨーゼフの想いをくみ取り再び走り出すシスブラ(と死体×2)、ようやく階下まで駆け下りたトコロで力尽きたヨーゼフは大岩の下敷きになり非業の死を遂げたのだ。ヨーゼフ、かなり短い付き合いでした。

まあ、ウチのヨーゼフちゃんなんかそうなる前に既に死んでいたざますのよホホホ、みたいなカンジで物語を先取りしているシスブラは精神的ダメージ0で洞窟を後にします。が、平然と洞窟を出ようとするシスブラをヨーゼフの最期よりももっと衝撃的な出来事が襲います。

またしても、フリオニールとガイが勝手に生き返っているではありませんか!

どうやら、仲間との別れのたびに生き返っているものと思われます。
チッ、さっき殺したばっかりなのに・・・とボヤきつつ、次の戦闘でまた彼らを始末します。着実に、救世主以外の何かになっていってるような気がしてきました。

さて、次は太陽の炎を手に入れるためカシュオーン城に向かいます。無論、徒歩で。
途中、買い物と回復のためにバフスクに立ち寄ります。宿で鋭気を養い、魔法屋でエスナ(状態異常を回復)を購入しました。道具屋ではハイポーションを多めに買い込みました。あと、カシュオーン城には『ブライン』を使ってくる敵が出るので目薬も20個ほど買っておきます。

さあ、旅立つ準備は整いました。

というトコロで時間がなくなったのでプレイ時間約30分で3日目のプレイは終了です。