困る人違い

我々はまだ入学後間もなく先生方も生徒の名前とかほとんど覚えてないので現在は席順が出席番号順に並んでるんですが、何故かおでの座っている列は先生によく名前を間違われます。座席表を見ながら当てているにも関わらず間違えられます。
おでの前におでと同姓の人がいるので余計に間違われやすいのかもしれませんが、例えば

(前)← A B C D1 D2 E F →(後)

というふうに並んでいるとします。
おではD2ですが何故かいつも「Eさん」と呼ばれます。従ってD1さんの名前がD2(おで)だと思われているワケです。

間違えて当てられた時は即座に訂正すればいいですが、複数の先生がそれだけよく間違うという事はその列に限って何か間違えやすい法則のようなモノがあると思われるので、口に出さずに間違われている回数はもっと多いんじゃないかと思います。ゴキブリ1匹見たら・・・というアレのようなカンジです。

別に、おでがEさんだと思われてるだけなら全然かまわないんですが、問題はD1さんがおでになっている事の方です。
なんて言うか、D1さん、かわいくていいコなんですが、何分若いのでハメを外してしまうんでしょうかね、授業中によく寝てます。それに遅刻欠席が多く初日から連続遅刻で服装髪型の違反も多いときてる上に授業中に当てられても漢字もロクに読めないような状態です。
つまりそのたびに「D2さんまた寝てる」「D2さん髪型が違反」「D2さん基礎学力×」とおでの名前の項にチェックを入れられているのかと思うと気が気じゃないです。

おでが「Eさん」と呼ばれたら「違います。Dです。」と言えますが、D1さんをおでと間違えて呼んでも発せられる言葉は結局「Dさん」なので訂正されません。そこが如何ともし難いトコロです。おで、終わってるかも・・・・

でも、D1さんはほんとにいいコなので、己の生活態度と知能指数を棚に上げ先生の教え方が悪いから授業がわからないんですが?と言わんばかりのオバハン根性丸出しで18やそこらで毒舌家気取って挑戦的な質問態度をとりまくり性格の悪さが目付きにも表れてるような子から比べたら、本当にエンゼルさんかと思うくらいかわいいのであんまり言いたくないですがね、正直すげーイヤですw


現在、基礎看護+看護概論・解剖生理・薬理・病理・感染・栄養の6教科に国語と英語を合わせて全部で8教科の授業を大体15人くらいの先生から受けています。三十路のオバサンには少々辛い教科数です。

英語は専門的な医療用語などを交えつつ外国人の患者さんと意思疎通ができるように看護上必要な常用会話を学ぶためにあるかと思われます。
国語は小論文の書き方を完全にマスターさせる目的で盛り込まれているようです。看護の勉強をしているのに何故小論文かと言うと、ここを出た後さらに上の看護学校を目指すなら試験で小論文を書かねばならないからです。

国語と英語は学校から委託された専門の先生が教えてくれてますし、基礎看と概論以外は大学病院とかから招かれた外来の講師に教わっています。

講義に来るのは臨床医より研究医の方が多いワケで、おもしろい話が聞けそうだと専門分野の講義を受けるのをすごく楽しみにしてたんですが、なんて言うか、概ねガッカリですw

というのも、どの先生もそれなりに頭はいいと思うんですが、頭がいいのと教え方が上手いのは別ですよね。教え方の上手な先生の授業は眠くなる余裕もないくらいおもしろくて100分なんてアッという間ですが、ダーラダーラと抑揚のない教え方をする先生だとドコの説明してるのかも全然わかんないし眠くなくても睡魔が襲ってきます。100分という長さが地獄です。

授業も3週目に入りほとんど全ての先生の授業を受けましたが、15人いる講師の中でこの先生の授業はわかりやすいと思ったのはたったの3人です。非情に厳しいです。

一番苦痛なのは、のらりくらりと教科書を読むだけ、というタイプの先生の授業です。先生が教科書を読んでいるのを聞いているうちに不思議と瞼が重くなってきます。時折発せられる「ここアンダーライン引いてください」という言葉でハッと我に返ります。催眠学習かと思います。で、授業が終わって改めて教科書を見たら教科書の実に3分の2くらいにアンダーライン引いてます。


これを、どうしろと言うのかw

そういうタイプの先生の教科は、もう家に帰って教科書を熟読し自分でわかりやすくノートにまとめるとかしないと絶対テストに対応できません。若いコが文句を言いたくなる気持ちもわからなくもないですが、義務教育じゃないので結局ある程度以上は自分次第。ある意味ビジネス社会と同じく、努力次第で差がつくモノだと思っておいた方がよさそうです。わからないのは先生のせいだとゴネて認めさせる事ができたトコロで成績が上がるワケじゃなし、なので、長い物には巻かれておきますw

あと、解剖生理の先生方は何故か押しなべて絵を描くのが好きです。「この教科書の細胞の絵はちょっと変だ。本当はこんなカタチをしてます。」とか言って黒板に絵を描きながら細胞の説明をはじめます。説明をしてるうちにどんどん世界が広がって別の細胞が登場してきます。そうなってくると「○○細胞とはこういうカタチをしていて・・・・」と先生はまた新しい絵を描き始めあっちこっち引き出し線を引っ張って各部の名称や働きを説明していきます。みんな必死でそれをノートに写します。写しますが引き出し線だらけで何が何やらわからないモノになっていきます。いよいよめちゃくちゃになってしまったので全部消して大きく書き直してるコもいます。いつそれを消してまた新しい細胞を書き始めるかわからないので超必死です。そして、書きまくりながら一通り細胞の説明を終えた先生は黒板に背を向け「今のはあんまり関係ないんで別に書かなくてもいいです」と。
ズコー!ってカンジです。最初に言えよ、とw

みんなもこれではダメだと感じたのかそういうタイプの先生の2回目以降の授業は質問の嵐です。それも学術的な質問ではなく「今のは教科書のどの部分の説明ですか?」「ドコとドコをノートに書けばいいですか?」「それは憶えないとダメですか?」みたいな質問です。

自分の話をするのが大好きな先生もいて、100分のうち最初の30分くらいを授業に関係のない話(主に自慢っぽい)で消費したりします。それは別にかまいません。ただ、100分もあると授業の後半30分はかなり集中力が途切れ眠たくなる事が多いので、できれば無駄な話は後半の30分にお願いしたいw

そして、宿題を出す先生と出さない先生というのがハッキリ分かれてる事もわかってきました。しかし、宿題を出さない先生の大半が教科書中アンダーラインなので帰ってノートをまとめるとなると宿題出されてるのと大差ないです。それに、そういう先生に限って学習してる項が終わるといきなり小テストしたりするので油断なりません。
今日やっと脳出血の課題が終わったので、これでノートのまとめに取り掛かれるな、とか思ったら二日後に漢字のテストがあるのでした。無論、常用漢字ではないのでテスト勉強が必要です。

教え方が上手くて宿題も出さない先生が一番好きです。大好きです。





ときに、突如出されたテーマを基に小論文を書くためには専門知識の引き出しが多くないと困るので、なんか科学系の雑誌でも講読しとこうかなと思って手頃なニュートンを読む事にしました。
で、知り合いの本屋さんに毎号とっておいてもらうようにお願いしたのですが、どうやら間違えて「ネイチャー」と言ってしまったようです。大変です。値段が全然違いますw

もちろん、慌てて訂正しましたが、やっぱり日経サイエンスの方がよかったかな、という気もしないでもないです。貧乏なので両方は買えません。すごく迷います。