また寿命が縮んだ

タバコのフィルターの方に火をつけて吸ってしまった時、そう思います。何の根拠もないですが、あのイヤな味は絶対にタバコより有害な気がしてやみません。

現在は無事卒業式も済みまして、資格試験の結果発表を待つのみなのですが、特にバイトとかしてるワケでもなく、仕事、実習、勉強、その全てから開放されこれ以上ない自由を得たというのに何もする気が起こりません。これ以上ないくらいダラダラしています。

資格試験の方は自己採点の結果では130/150くらいは確定だったのでまず大丈夫だとは思うのですが、解答欄の答えがズレてるみたいな「万が一の事態」がごく稀にあって当確の人が落ちるということも過去に何度かあるそうなので、やっぱり結果がハッキリするまでは安心できず、そのストレスのせいもあるかもしれません。

あと、年明けからこっち冷蔵庫の買い替えとか電話回線の切り替えとか車検とかで何かと出費がかさんで、春から上の学校に進学するのでまとまったお金がいるっていうのに何もかもから開放されて妙に時間があるのでネットショッピングで浪費を繰り返しちゃったり、そろそろ血で字の導入も考えなきゃいけないし嗚呼、的なそういった金銭面でのあれこれも地味に効いているかもしれません。

せっかく気温が上がって過ごしやすくなってきたっていうのにずっと天気の悪い日が続いているとか、そのクセ花粉だきゃあ一端に飛んでやがるとか、そんな些細なことでも気分がズーンと重くなります。

生活リズムが狂ったことによって自律神経のバランスが崩れたりしちゃって軽い気分障害に陥っているものと思われます。

とにかく何をしてもすぐに「ダルい」と思ってしまいます。


たまにはヒトと会話するのも悪くないけど何かのタイミングですぐにダルくなってきます。バカ話して笑ってるぶんには問題ないですが少しでも自慢めいた話が始まったり相手が上から口調や押し付け口調になったりいらぬお節介を焼かれたりすると普段なら許容できる範囲でもすぐ「ああもうダルい。こいつダルい」って思っちゃって帰ってクソして寝たいんですけどモードに突入するのでヘタしたら友人を失くしますし、「何この心の狭さw」みたいな自己嫌悪+自虐に苛まれるので、こういう時は他人とは適当な距離を置くに限ります。

なんか、こうして文章にして見ると完全に病んでる人みたいですね。まあ、病んでますけどw
こういう軽い気分障害に陥ることはそう頻繁ではないけどライフイベントの直後や長期あるいは強度のストレスに晒された後なんかに時々なりますね。おでの経験上では例えば、出産後とか離婚の前後とか親が死んだ後なんかですが、別に珍しいことではないし大抵の場合時間の経過と共に自然軽快するので変に気を揉まないのが一番です。変に気分転換しようなどと思って闇雲に行動しても余計に逆効果なのですよ。

こういった症状に悩まされていてどうしても早期に改善する必要がある場合は、規則正しい生活をしてサーカディアンリズムを整え、ミネラル(ビタミン類)をしっかり補給し適度に体を動かすと良いと思います。おでは、せっかくなのでもう少しダラダラしていたいですが。

高校卒業後すぐに一般的な休日に休めない仕事に就いてからというもの休日は常に誰とも合わずドコへ行くにも一人という状況で、最初こそ戸惑ったものの慣れてみると行きたいと思った時に行きたい所へ行き、ショッピングにしろ映画鑑賞にしろ気にかける同伴者がいなければ100%集中できるし余分なタイムロスもない、なんて合理的、かつ快適なんだろうかと。そこで初めて自分が1人行動が平気な人間である、というかむしろ1人行動の方が性に合っているということに気付いたような次第で、まあ色々あって結婚生活にも失敗してますし、昨今増えつつあると言われている「おひとりさま女子」とかいうやつの言わばパイオニアみたいなものなわけで。
誰かから誘われればまあ付き合い程度には出て行くけど基本単独行動で「え〜、どうせ行くなら誘ってや〜」とか言われても「あ、そう?じゃあ今度は声かけるわ」とか言うだけでその今度は90%訪れないみたいなライフスタイルがもうかれこれ15年くらい続いているので、気分的にダルいからって意識的に他人と距離を置いてみたところで普段と大して変わっちゃいないような気がしますw

そんなワケで、もともとおひとりさま主義なので気分的にブルーだと余計に人付き合いがダルくなるのは納得ですが、「試験勉強しなきゃ」と常に頭のドコかにあった時はあれほどやりたかったゲームすらなんかそれほどやりたいとも思わないのは如何なるものかと。
これは気分的なものじゃなく、ゲームそのもののせいなのではないのかと感じています。

まず、この3ヶ月間にプレイしたゲームを挙げてみたいと思います。

DQ9
FF13
DS版DQ6
スターオーシャン
DS版クロノトリガー
FF9

DQ9幻想水滸伝ティアクライスに次いで最もハマりプレイしたタイトルでトータル約600時間を費やしましたがさすがにもう飽きましたw
年明けに東京から帰省してきた方と地図交換したのを最後にストップしてます。単にやりすぎて飽きちゃったというだけで、これはなかなかの良作だったと思います。忘れた頃に更にやり込みたいなという気持ちはあります。

で、発売日に買って2日ほどプレイして放置してたFF13はというと、その後も放置プレイ続行中です。
たしかに、12に比べればまだやれるレベルだとは思いましたが、最後にプレイしてから次にプレイするまでのインターバルが長くなればなるほど感覚と取り戻すのが億劫になってきます。そもそもRPGなのに”感覚を取り戻す作業”が必要であることがおで的にはアウト要素であるような気もします。そういうゲームがしたいならもっと爽快なアクションゲームを買うっつーの、無双とかね。

成長システムなどは悪くないですが、延々1本道というのも段々苦痛になってきます。レビューで「途中まで1本道シナリオ」みたいな話は聞いてましたが、ほとんどのRPGがそうなんじゃないの?マルチエンディングじゃない限り、という具合にアンチ派の意見なのかなぐらいに思ってました。しかし実際プレイして、全く言葉どおりとはこのことだ、と。シナリオって言うかマップまで1本道ナノカヨ!?という衝撃。まあ、RPGで最初のダンジョンは難易度低めの1本道に設定されてるということはよくあることですが、プロローグ的な部分だけかと思いきや延々それが続くわけで。
あまつさえ5〜6時間プレイしてもなお現れ続けるチュートリアル。大体RPGなんてものは説明書とか読まなくても直感でプレイできるモノだという認識なんですが、もうそんなにいちいち操作説明プレイ指南が必要な時点でなんかダルい、いや病んでなくても本気でダルいな、と。

その後、このソフトのビジュアル面に惹かれた殿下が「やりたい」とおっしゃるので、どうせ無理だと思うけどまあやるだけやってみればくらいのつもりでやらせてみました。ゲーム歴が短く最近のゲームしかご存知ない殿下はおでのような世代と違って「RPGとは」みたいな既成概念がないせいかRPGとしてのFF13に特別な感想を抱くこともなくあっさり受け入れたようです。何も考えず○ボタンを連打しながらグングン邁進し、最初のボス戦も難なくクリアします。しかし、○ボタン連打で何とかなるのはこのあたりまで。FFはそんなに甘くはないのです。
なにしろFFはDQと違ってお子様に優しくないゲームです。メッセージはもちろん漢字がふんだんに使用されルビなし仕様ですし、それでなくてもゲーム独自の専門用語や専門概念が多すぎて難解です。ファルシのルシとかパルスのファルシとかオプティマとかロールとか、大人のおでですらインターバルを置くと「なんだっけそれw」ってプチパニックです。
そんな具合なので、プロローグを過ぎたあたりから独自のシステムを駆使した戦略性とかが求められるようになってきます。いつも口が半開きの殿下には到底無理というものです。
段々とザコ敵にすら苦戦し始めやがてどうしても勝てなくなり何度もコンテニューを繰り返し終いにはベソをかきはじめる始末。もう仕方がないのでオプティマとかロールとかいうものの概念について噛み砕いて説明し、初歩的な戦術をいくつか授けました。これによりどうにかまた進み始めますがボス戦になるたび躓きます。殿下にとってはもう全てのボスが初見殺しのレベルです。なので、ボス戦のたびにオプティマの編成からオプティマチェンジのタイミングまで付きっ切りでコーチが必要な状態です。
普通にイライラします。自分で考えてできないならもうやめてくれ、と。なんでたかだかゲームのためにおでが付きっ切りで指導しなきゃなんねーんだと。おまけに殿下はアホのくせに人から何かを教えられることが癪らしく、聞く態度が非常に悪いので余計にムカついてきます。
そうこうするうちに殿下のFF13データがおでのデータを追い抜きました。おでももうなんか自分でプレイするのはしんどいけど一応その先の展開とか気になるので、面倒だけどこのままコーチを続けてみようという気になってきました。

そうしてコーチをしながらイベント視聴すること数日、一体いつになったらパーティを自由に編成できるのか、いつになったら『フィールド』というものに出られるのか、物語的にもそろそろ中盤と言えるところまできているハズなのにシナリオはもちろんのこといまだマップが1本道。もう驚きを通り越して目が死んできます。ボスを倒したと思ったら次の1本道マップに強制移動→突き当たりでボス倒す→イベント→また次の1本道マップへ・・・・の繰り返し。敷かれたレールの上をただ走らされているというか、ゲームをプレイしてるのかゲームにプレイさせられているのかもうわかりません状態です。
ストーリー自体はよく練られているので先の展開は気になりますが、もうこれはRPG以外の何かになっていませんかね?というカンジです。
とてもじゃないけど、後日改めて自分でプレイしようなどとは思えません。このまま殿下にプレイさせて、自由行動できるようになったらセーブデータをコピって・・・もプレイしたいかどうか微妙なレベルです。なんつーか、ここまできたらストーリー展開だけ見られればいいや、と。もうじゃあノベルでいいんじゃね?と思います。

おでのコーチの甲斐あってか、もうこの辺りまでくれば基本的なオプティマの編成と作戦を最初に授けてやればあとはおでがずっと見ていなくても自分で状況を判断して作戦を選択しボスを倒せるようにはなってそこそこ順調に進んできた殿下ですが、段々作戦のみでは越えられない壁が迫っているようでした。ファルシ=バルトアンデルス戦では惜しいところで何度もブチ殺されてしまいます。おでの所見では明らかにキャラのHPが低すぎると思われます。通常のザコ戦ではおでが一切関知しないため○ボタン連打で勝てそうにないザコ戦は回避し続けてきたようで、そのツケが回ってきたのですな。どうしても勝てなければマップを戻ってザコを倒してCPを稼いでキャラを強化するしかないですが、ザコ戦を回避するのは頭を使うのが面倒ということの他にも理由があるようで、どうやら敵キャラに恐怖を感じているようです。たしかに、FFの敵キャラときたらDQなんかと違ってファンシーさのカケラもなくてまるでエイリアンかプレデターだし、ファンタジーっつーか一歩間違えればSFホラーかと思います。だから全く記憶に残らないし名前も覚えられないんじゃないかと。とにかく地道なザコ戦をする気ゼロの殿下は頑なにコンティニューを続け運良くバルトアンデルスを倒すことに成功します。たぶん、ほんとにマグレです。そんな具合ですから当然次のボス@シド=レインズに勝てるワケもなく、自由な大地を踏みしめることなくいまだ一本道の中に閉じ込められているような次第です。

まあね、どのRPGも序盤はストーリー上の束縛で自由に行動できる範囲が少なかったりパーティを思うように編成できなかったりする傾向はありますが、さすがにプレイ25時間を超えても一向にフィールド移動ができないなんて、これはダンジョンRPGか、と。チュートリアルもしくはオープニングが25時間、というウワサはホンモノだったワケです。
色んな意味でもうFFは完全にイッちゃってます。もう2度と買わない今度こそ。と心に誓いました。

次に購入したのはDSでリメイクされたDQ6ですね。これは展開とかは非常におもしろい作品だったと思います。リメイクでやり込み要素が追加されてるともっといいんですがね、と思ったのも束の間やり込み要素が強化されるどころかモンスターを仲間にするシステムがむしろ劣化してたり、通信プレイに関しても9から比べるとかなり劣化した内容でなんかちょっと期待外れだったな、と思わざるを得ません。ま、ヒマになったらまたやろうかなってなカンジでこれも途中放棄。いや、ヒマなんだけどw
で、久々にマルチエンディングのゲームがやりたくなってDS版のクロノトリガーを購入。無論全エンディングを見てやるゾーくらいの意気込みで買ったんですが、結局放置。これもDQ6もそうなんだけど別にゲームが気に入らなかったワケでもなんでもなく、単に家でDSをする気がしないというだけだったりします。
なんていうか、ヒマな時にやりたいな、と。外でヒマな時にw

そして、前々からやってみたいなと思っていたスターオーシャン4。初めて出会ったスターオーシャンはセカンドでこれはかなりハマったんだけど、3がPS2で出た時に予約までして買ったのに何故か途中でフリーズしちゃって序盤の序ぐらいしかプレイできなかった。(←たぶんスクエニ公認のバグってやつだと思う)元々バグの多いゲームだという話だけどRPGの中で最もボリューム感があるのがスターオーシャンだとおでは思います。なので、とても楽しみにしてたんですがね、オープニングと簡単な戦闘チュートが終わっていざ自分でキャラを動かし始めること3分、見事な3D酔いで「もう無理」と吐き捨て電源ブチ切りです。こんな勢いで3D酔いしたのはポポローグ以来です。

元々乗り物酔いとかするタチなんでおでの場合ヒトより3D酔いしやすいのかもしれません。また3D酔いはその時の体調や睡眠状態に影響されたりするので毎回必ずするとは言えませんが、一度プレイして気持ち悪くなった作品は次にプレイした時も条件反射で気持ち悪くなる可能性が高いです。たぶん、慣れで克服できるとは思うんですけどねぇ。3Dがダメっていうよりは3D視点のカメラワークがだめなのだと思いますが、ゲームとして楽しむためのモノであるRPGが3Dでリアルにこだわる必要なんか全然ないと思うんだけど、なんでそういうとこばっかり追求してるんでしょうか昨今のゲームは。なんか論点すりかえられてる討論みたいです。おもしろいおもしろくない以前に気持ち悪くなってプレイできないとか、論外のような気がしてきましたよ段々。

ほんと、スクエニというか特にスクエアさんの方に声を大にして言いたいような次第ですが、ビジュアルとか追求して金かけたって「すっげー!」てなるのは最初だけなんですよ。一体いつまでそこにこだわるのか、と。
FCだろうがSFCだろうがおもしろいゲームは今プレイしても普通におもしろい。例えばFF2とかファイアエンブレムとか単なる移植で追加要素とかなくても普通にハマる。そのままで十分に良いものを何故必要以上にイジるのかと。だったらもうそれは別の何かにしてしまえよ別のタイトルとしてやりたいことやればいいだろう新たなユーザーの心を掴めばいいだろうと常々思っているわけです。エストポリス伝記とかもまたやりたいと思うおで的名作の一つだったけど、あんまり売れた作品じゃなかったからたぶんリメイクとかないだろうと諦めてたらスクエニさんがやってくれましたよ。まさかのリメイク、まさかのアクションRPGとしてのリメイク。もうアフォかと。もうオマエに期待することはない、という気持ちです。もうリメイクなんかには期待しないでバーチャルコンソールに追加されることを祈りたいと思います。

見た目が古くったって今プレイしても楽しめる内容のゲームは沢山あるわけで、そういうゲームをまたプレイしてみたいという気持ちは言わば、スーパーマリオBROSをクリアしても繰り返しプレイするのと同じ心理ですよ。別に懐古主義でもいいんだけど。またプレイしたい、でもプレイするためのハードはもう没している。だからリメイクや移植を切望するワケで。たしかに、このシステムがもっとこうだったらもっとプレイしやすい、みたいな個々の思い入れはあるけれどももっと今時なカンジにアレンジしてほしいなんて全く思っちゃいねえのですよ。
いい加減にしやがれ、と。

そんな気持ちで辿りついたのが何故かFF9(PS)
FF7RPGの新しいカタチ、可能性みたいなものが追求され始めストーリー重視、ジャンル複合要素満載的な方向へRPGが進み始めたまさにその頃の作品と言えると思います。この1作前のFF8はもう本当にクソと言いようがなくて、それでも楽しめた人はそれなりにいたのだろうけどFF8については従来のRPGとはかけはなれたあらゆる面で斬新な試みをツギハギしたかのような新しいRPGの方向性について試行錯誤してるさまがモロ出しの1作というカンジだった。「狙いすぎだっつーの」と思った。それでも何故か結構な本数を売り上げてるのはやはり前作のFF7が不朽の名作?だったが故の続編への期待感からではないかと。当時FFは回を重ねるごとに改良されより名作へと進化してたタイトルだから「FFの次回作は前回作にも増して名作」みたいなセオリーがもうできあがってましたからね。なので、8がクソであってもやはり何故か9を買ってしまうという現象が起こり、おでも漏れなく9を買うわけです。
で、当時9をプレイした時のことはほとんど印象に残っていなくて今回再びプレイするにあたりどんなキャラが出てきてどんなストーリーなのか、ぼんやりとすらおもいだせませんでした。ただ、何かのタイミングでイヤになって途中でヤメてしまったことだけはなんとなく覚えています。何がイヤだったのかはおぼえてませんが、そのくらい当時のおでにとっては良くも悪くも印象に残らないゲームだったってことだと思います。
で、どんなストーリーだったかちょっと見てみるか、くらいのつもりで9年ぶりにヒモ解いてみました。序盤のイベントをプレイしているうちに「はんはん、確かにこんなゲームだったわ」とか「このシーンなんか記憶にあるわ」とおぼろげながらも見ると思い出すカンジです。結局なんだかんだで夢中になってプレイしてしまいDisk2枚目の後半に来た頃記憶の糸が途切れました。「うーん、このシーンは・・・見てない。たぶん」つまり9年前はその手前でプレイをやめてしまったということでしょう。マダイン・サリでエーコを仲間にするところまでは記憶にありましたが、イーファの樹でのイベントにはまるで見覚えがないので、エーコを仲間にして放置状態だったと思われます。ここまできても当時自分がなんでやめてしまったのかわかりませんでした。「なんか、意外にもおもしろいじゃん」とプレイし続け現在Disk3枚目の後半にさしかかってたりします。
Disk4枚組なんてもうアホかと、って思ってしまいますが今にして見るとFF8で試行錯誤しすぎたので軌道修正、原点回帰を目指したような内容のようにも見えます。ストーリーに縛られるという傾向は否めませんがそれも昨今の作品ほどではなくそれなりに心に訴えかけつつも、やり込み要素も十分に盛り込まれており、バトルの難易度が低いことに不満を感じるマニアは相当いると思いますがバランス的には非常によい出来だと思います。これで開始前にバトル難易度自由に選べればもっと評価の高い作品になったんじゃないかと思います。
結局当時不満に感じる要素があったとすればやはりストーリーによる束縛や制限、自由に世界中を旅できるようになるまでその制約が続き、そこまでが長すぎるということかと思われます。仲間は全部で8人ですが基本Disk2の終盤までは仲間になったと思ってもストーリーの流れで入れ替わり立ち代りいなくなったりして自由にパーティを組んだりキャラを育てたりということができなかったり、その時点では結構貴重な装備品をつけてる仲間が急にいなくなりしばらく戻ってこない→リセットしてやり直し、みたいな繰り返しがDisk2になってもまだ続くことがストレスになったのではないかと思われます。昨今のFFを経験した今となってはこのくらいの束縛はまだかわいいもんだと感じますが、当時としては十分なストレス要素になり得たのではないかと。
まあ、飛空挺を手に入れて自由の旅を満喫できるようになった後も仲間いなくなりパターンは若干続くんですがね。それでも、そこに至るまでの過程の中でもチョコボを進化させることで普通では行けない場所をウロチョロできたり、ストーリーから離れた『寄り道』という概念が存在してるので、これは救われてるRPGだと思います。

そう、やっぱりRPGになくてはならないのはこの寄り道要素だと思います。なんか、今閃いたカンジです。だから今のFFはおもしろくねーのか、と妙に納得します。
グラフィックはより美麗に、ストーリーはより重厚に、バトルシステムやクエストはより難解に、よりリアルなファンタジーへ、しかし、遊び要素はどうなった?的な。そうこれは遊びなのだ。ゲームは遊びなのだよ!遊び心がなくて、おもしろいワケがない。

結局その後のFF10ではどちらかと言えばFF8寄りの路線の方に走って今日に至るワケですが10以降のストレスプレイが強烈だったせいか当時何の印象にも残らなかったFF9が良作に見えてくるという不思議を今体験しております。しかし、やり込み要素も9割やりつくしてしまったのでちょっと失速気味で5分レベル上げして「ダルい」みたいな状況になってたりするんですがねw


ほんと、ゲームしない人には何のこっちゃサッパリな話だとは思いますが、おでのまわりにはライトゲーマーしかいないのであんまり実生活でこういう話はできないので、こうして時々語りたくなってしまいます。イエス、オタクです。
というワケで、なんか満足したので寝ますw