母の日の贈り物

sisbla2010-05-10


殿下が近所の山で見つけた季節外れの小さなコスモスをガラスの器に植え替えてプレゼントしてくれました。
シンプルですが、そこがまたいいカンジであります。

おでがバラやカーネションやガーベラみたいな大振りで派手な花より山草などの小さい花が好きなのでわざわざ山に花を探しに行ったようです。
何を貰ったかより、お母さんのために何かをしようというその気持ちがかわいくてたまんねえのです。おでが息子を溺愛するのも無理ないです。
たぶん、あんまり金かけたくないって思いもあったと思いますがw

この一年、新型インフルにかかったり、骨折したり、おちんちんが腫れたり、帯状疱疹になったり、もうほんと散々でしたが、この瞬間全ての苦労が吹き飛ぶというものであります。

何しろ毎年強制的に何か作らされる保育園時代以降4年間、特に何もない母の日が標準化されていたので感動もひとしおです。

よくよく考えてみると娘って割りとまめに母の日や父の日に贈り物をしたりすると思うんですが、普段そういうことにまめでない息子がたまに気まぐれで何かしてくれた時の方が親の喜び具合がハンパないような気がします。

そう言えば、昨日親戚のお見舞いに持っていくお菓子を買いに菓子屋に行った時、高校生くらいの男の子が母親とおぼしき女性と一緒に店に入ってきて、少年がポケットの財布に手をやりながら母親っぽい人に何でも好きな物を選ぶように促してる姿をみかけました。きっと明日母の日だからだろうなと思いつつチラ見してたんですが、結局母親が選んだのはゼリー的なもの1個だけでした。息子のその気持ちだけで充分嬉しいし息子に自分のためにお金を使わせたくないというお母さんの気持ちも何となくわかりますが、息子側に立って考えるとせっかくだからせめて1500円程度のロールケーキとか選んでくれた方が達成感があったのかもしれないな、と思いました。
もし将来おでにこういう局面が訪れたらその時は思い切ってお言葉に甘えよう、とそんなふうに思いました。